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昭和文学で旅する北京
景山
景山公園は故宮と同じく北京の中心線上にあり、かつそのなかでも最高地点。景山頂上にある万春亭から見下ろす故宮はまさに絶景で、大小の殿閣上の瑠璃瓦が燦然と輝き、遠く北京市内の四方を見渡すことができる。景山は金代にはすでにあったとされ、元代には皇室の禁苑として「青山」と呼ばれていた。明代には万寿山と呼ばれたが、1655(清の順治12)年に景山と名前を変え、乾隆年間に庭園として整備された。園内には万春亭はじめ5つの東屋(あずまや)が立っており、もともとはそれぞれに仏像が祀ってあった(現在は万春亭のみ)。東側山麓には1644年、明の最後の皇帝、崇禎帝(すうていてい)が李自成軍が迫ったときに自ら首をつって命を絶ったという槐(えんじゅ)の木があるが、何回か植え替えられたものであり当時から残る木ではないようだ。
(『地球の歩き方D03北京2016〜2017年版』ダイヤモンド社、2016年、133頁を参考。)
景山の過去と現在
1934
1935
1979
2023
今昔対比写真
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