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王府井・東安(風)市場

 王府井は、北京を訪れる観光客が必ず足を運ぶ、北京一の繁華街。清朝時代から繁華街として名をはせている、「北京の銀座」だ。

 金魚胡同以南は歩行者天国となっており、広いメインストリートには近代的なショッピングセンターが建ち並ぶ。とはいえ、観光客のほとんどは中国の地方から訪れた人々で、南鑼鼓巷などに押されてしまって外国人の姿はめっきり少なくなった。

 東長安街と王府井大街の交差点から王府井大街を北上してみよう。左は北京飯店。右は巨大ショッピングモール「東方新天地」。広大な敷地に流行最先端のショップや多数の飲食店が入っている。少し歩くと西側に「王府井小吃街」と「王府井民族文化街」がある。清朝時代を模した屋台街では昔ながらのシャオチー(小吃、軽食のこと)が楽しめる。さらに進むと右側に羊しゃぶしゃぶで有名な東来順、伝統菓子の稲香村、老舗茶葉店の呉裕泰があり、そして、清時代から続く市場「新東安市場」がある。金魚胡同との交差点角には世界最大級といわれるアップルストアがあり、その少し北に古めかしい東堂(王府井教会)。教会の北側は日本人観光客も多く利用するホテルがいくつか並ぶ。

(『地球の歩き方D03北京2016〜2017年版』ダイヤモンド社、2016年、86頁を参考。)

王府井の過去と現在

1935

1979

2023

今昔対比写真

昭和文学で旅する北京

九州大学地球社会統合科学府

蘇冠維

*本サイトは、九州大学大学院未来共創リーダー育成プログラム(GIPAD)の支援によって作られたものです

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